究極の資産運用編を実践活用〜気になるETF10選

というわけで前回に続き

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 究極の資産運用編

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 究極の資産運用編

海外投資を楽しむ会の2冊同時発売の後編について。

こちらは、究極のポートフォリオを実践するためのETFの紹介。1080本ものETFを一気に紹介する本はなかなか無い*1

そんな中から「オッ」と思ったETF10選。
1.ACWIMSCI全世界指数):中小型株以外の世界のほぼ9割の市場をカバーする「究極のETF」といえる。不満点はオプションが用意されていないことぐらいか。

2.IYR(US REIT指数):アメリカのREIT指数ETF。3年チャートで見るとサブプライムの影響が大きいことがわかる。でも流動性を保ちつつアメリカの不動産に好きなサイズで投資できるってのはいいな。オプションがあるのもGood。さっそくプット・オプション売りポジションへ。

3.USO(米国産原油):商品ETF。実は原油への投資方法を探してましたが、ETFは思いつかなかった。原油先物であっというまに保証金が無くなったりと、危ない橋渡ったりしてた。これもさっそくプットオプション売り→原油価格暴落でorz。

4.RJA(ロジャーズ農業指数)以前セミナーでジム・ロジャースの話を聞いて以来、暇なときに探していた銘柄。上場したばかりだったせいか探せず。この本に感謝。オプションは無し。そろそろ投資には良い時期か?

5.CMO(Capstead Mortgage Corp.)住宅ローン物件に対するREIT。注目すべきは値下がりによって20%を超えてしまった配当率*2。安いのでプット・オプション売ってみました。

そういえば、診断士の勉強でプットやらコールやらヨーロピアンやらアメリカンやら出てくるけど、実際にオプション取引をやってる人はあまりいない。。やると真剣みが違うから絶対にまちがえない!

6.SRS(全米不動産指数マイナス2倍):US-REITのマイナス2倍ETFレバレッジを2倍効かせて空売りをしている状態になる。REITや実物不動産をある程度持っている人のヘッジとしては有効か。ちなみに2倍にレバレッジを効かせても、想定より安全な値動きになる仕組みについては本書の解説を参照のこと。

7.VIX(S&P500ボラティリティ):これは前から使ってるETFだけど。ボラティリティ(Volatility)=不安定さ、変動率に対して投資を行うもの。S&P500指数がジッとしてれば値は下がってくるし、上昇でも下落でも指数の変動が激しいと上がってくる。相場が荒れて25や30になってきたら「数ヶ月先には25以下になっているに違いない」なんて予想の下、コールオプションを売ってみたりする。

8.FXY(円/ドルETF):今度は通貨ETF円高で株価が上昇し、円安で下落する通貨連動タイプ。各種ETFにドルで投資を行った際の為替ヘッジに使える。以前使ったことはあったけれど、通貨計算がめんどくさくて停止。でもオプションもあるし、案外使えるのかも。

9.PUF(FocusShares ISE "SIN"dex):ギャンブルなどの不道徳な企業を集めたってことでSindex。目先は面白いけど、こういう企画モノに投資するなら市場に投資したいかなぁ、で購入はパス。

10.TMA(Thornburg Mortgage Inc.)最後にETFの危険さについても…こちらもCMO同様のサブプライム系の住宅ローン物件。本書によると利回り44.2%とのことだが…チャートを見ての通り、最早死に体と言ってよい状態。リスクはほどほどに…

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*1:本書中でも書かれているように、陳腐化も早そうな予感だが

*2:この配当が今後変わらず払えるのかは???