本棚データ化計画〜いるものといらないもの

ひさびさだけど、さりげなく、進行中の話のつづきから入るのがいいのかな。

本をスキャンしていたんですよ。ダンボール来ない話しかしてないけどw

順調にブックスキャンのプレミアム会員で月に50冊ほどスキャンして、本棚1つ分を終えたので、いったんデータ化はおやすみ。

じゃあデータ化して、何が変わったか、というと、ふだんの生活はとくに変わっていなかったり。

別に外出中にiPadGalaxy Sでスキャンした本を読んだりするような先進的な生活をするようになったわけじゃない。

ただ、本が、消えた。
丸々本棚1つ分が空いた。それだけ。
思いかえすと、そもそもボクは買った本を読み返すことはめったにない。
なので古い本はただ消えた、だけでいいのかもしれないけれど、本棚のデータ化が進むにつれ、だんだん調子に乗って、買ったきりまだ読んでない本、いわゆる積ん読の本もたくさんスキャンしてしまったw

これらの本を今後読むのか、読まないのか…

紙でその辺に置いてあっても読まなかった、つまりその本を読むよりも他のことに時間を使うことを優先してきたわけだから、いまよりヒマにならないかぎり、読むことはないんだろうな、と思う。

ここから出される結論は、ボクにとってのスキャンサービスってのは実用的などうこうではなく、単に安心感+廃棄処分なのかな、ということ。

これまで手放さずに残っていた本ってのは、存在価値を感じていたから、残してきた本のはずだ。

実際は、読み返すことはめったにないにもかかわらず、たまたま読み返そうと思ったときに手元にないと、手放したことを後悔するだろうから、という恐怖が、本棚1つ分の空間コストをかけさせていたわけだ。

それに対して、「いざとなれば読めますよ」という逃げ道を用意してくれるのがスキャンサービスによるデータ化なのかな、と。

ひとついえるのは、多くの本がなくなったことで、生活空間はずいぶん快適になった。

もっと早くやればよかったと思う。
たとえバーチャルスキャンサービス、つまりデータ化をともなわないただの廃棄だとしても。
だって、「いつか読もう」とか思ってる本を読むような「いつか」ってのは、どうもずっと来そうにない。そんな気がする今日この頃です。