本棚データ化計画〜ダンボール来ない編
年末年始の整理にあわせて、書棚の本を次々スキャンしている。いわゆる「自炊」ってーやつか。
最初は春に買ったScanSnap1300で、手動で自炊しようかと思ったが、裁断機をケチったのが運のツキ?
試験にあわせて「秘伝!社労士試験暗記術」をサンプルに、本のバラし〜スキャンをやってみたけど、(著者自身がスキャンするという点では究極の自炊かw)
- 作者: 庵谷賢一,安田史朗
- 出版社/メーカー: 同友館
- 発売日: 2010/04
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
書棚全体を相手にやるにはちょっとタフな作業、と実感。
「時は金なり」ということで、いわゆるスキャンサービスを利用することにした。ScanSnapはセミナーの資料などを相手に取り組んでもらうようにしよう。
さて、どこに頼めばいいんだろ?と軽く調べてみたら、あるわあるわ。
こんな比較サイトができるぐらいに、いつのまにか同種のサービスができていた。
裁断してあれば1冊30円、さらには広告見ればフリー!なんていうのも最近はでてきていて(すぐに依頼殺到でサービス停止してたけど)、正直どれがいいのかさっぱりわからん状態。
問題はどこも納期がけっこうかかりそうなこと。ブックスキャンなんて、通常会員だと3〜4ヶ月待ちだ。
ボクは冷めやすいので、せっかく盛り上がった本棚データ化計画への気持ちが冷えると困る、ということで、
結局最大手?の[www.bookscan.co.jp/:title=ブックスキャン]のプレミアム会員となり、毎月50冊相当を9,980円=約200円/冊で依頼することに。
決め手は7〜10日という短納期と、利用しているペパチェさんの感想。
あとは送付用のダンボールを送ってくれるとか、iPad向けのデータ変換といった気の利いたサービス。
とはいっても、毎月毎月50冊も本を買うタイプではないので、書棚がひと通り落ち着けば解約するのかな?が今の見通し。
さっそくプレミアム会員を申し込んで、ダンボールを依頼した。
すると、「ダンボール送付依頼を受け付けました」というメールがすぐに飛んできて、翌日には「ダンボールを送付しました」というメールも来る。おぉ、なんと素早い対応。
そう、もしかしたら、
この「プレミアム感」こそが求めていたものだったのかもしれない…
しかし、
ダンボールが
…来ない
…こない
…コナイorz
送付メールが来てから4日ほど経ち、心配になって問い合わせる。
「問い合わせ」フォームから「送ってくれたはずなのにまだ来ないんですけど…」と送ると、少し経ってから
「問い合わせメッセージを確認しました。担当者にアサインします」というようなメールが送られてくる。
ダンボール依頼のときにも思ったけど、単なる受付の自動返信メール以外に、ステータスが変わるごとにメールが届くと、「しっかりと自分の依頼が処理されている」という実感を持つことができる。これ自体はいいことだ。
そして、
「サポートセンターからメッセージが届いております」とのメールが届いたので会員ページにログインしてメッセージを確認すると…
「ダンボールが在庫切れなのに、誤って送付完了メールを送信してしまいました。明日夜入庫する予定なので、入り次第至急送ります」
といったような内容。
「やれやれ。誤操作じゃしょうがないなぁ」
と、仕切りなおして待つ。
けれど…
ダンボールが
…来ない
…こない
…コナイorz
「明日夜」から3日ほど経っても来ないので、なくなくもう一度会員ページのメッセージに対して「まだ来ないんですけど…」と返信する。
しかし、今度は問い合わせへの返信が翌日になってもなかなか…こない。
そもそも受付の自動メールも来なかったことから、「!」と思い立ち、
メッセージへの返信じゃなくて、「問い合わせ」フォームから新規に問い合わせを行う。
すると、無事に確認され…メッセージが届く。
今回は、理由は明かされていなかったけれども、丁寧な謝罪のことばとともに、
「明日送ります」とのこと。
再度待つと…
ツイタ
ついた!
着いた!!
別に3回分のダンボールが届いたわけじゃないけど、あっさり明後日に届いてめでたし、めでたし。
と、一息ついたところで、
システム畑の人間としては、メールを見るかぎり、しっかりと依頼や問い合わせをシステムで管理しているにもかかわらず、2回にわたってダンボールが届かなかった原因ってなんだろう?などと考えてしまうわけで。
※もちろんここからは勝手な推測を多分に含む
原因のひとつとして、
「すぐに処理できない案件の依頼(=チケット)管理」
があるのかな?と思った。
1:手元にダンボールが無い=すぐに送れない状況なのに、(手元にあると思って?)誤って送付をしたものとして処理をしてしまった。→送付済みになってしまったので、当然送られてくるわけもない。
2:明日夜にダンボールが届く=すぐに送れない状況なのに、(問い合わせは返信〜時間以内、というSLAの存在から?)「明日夜入荷後送る」と返信をしたことで、「問い合わせ対応」自体は完了になってしまう。
→「入荷後送る」という、問い合わせ処理の結果発生したタスクはシステムでは管理されていない?
ポイント:
・誤った操作を未然に防ぐ方法を(勝手に)考えてみよう
例)発送時の伝票番号を入力しないと送れないようにする(伝票番号は発送メールの項目にあるが今回は「空欄」になっていた)
・誤った操作をした後に、「あれ?これ発送されてないよ〜」が気づかれるような運用を(他人事なりに)考えてみよう
例)送付と依頼の突き合わせチェックや、送付処理の、伝票番号空欄のものがあるかどうかのチェックなど…
・誤った操作をしたことが(問い合わせなどから)発覚した場合に、どういう処理をすれば、送られたのか(安易に)考えてみよう
例)もう一度、最初の依頼時と同様の依頼データを再作成する…
とはいえ、
そもそも「ダンボール送ってくれ!」なんていう人がごく少数ならば、お金をかけてそのためにシステムを改修したり、日々のチェックルーチンを増やすのもバカらしい、のかもしれない。
システム畑の人はなにをみてもシステムで何とかしようとしてしまう。
でも最近は、システム畑の人にかぎらず、「うちはシステムが弱くって…」とか「システムが悪いからミスが起きる」という声が大きい気がする。
システム万能説が引き起こすシステム受難時代だ。
そもそもシステム抜きに考えて、ロジカルな運用になってるのかね?
の方が重要かもしれない。
というわけで、
スキャン生活について書き始めたはずなのに、とちゅうでシステム運用が主題になってしまった…ので、
実際のスキャンした「後の」生活実態については次回へ!