オンライン英会話デビューのススメ

先月初旬、購読しているRSSニュースで紹介されていたオンライン英会話
「レアジョブ」

トップページを見て、数分後には無料体験を申し込んでいた。
そしてトライアル後、1ヶ月分の有料入会を行った。これは1ヶ月間の体験記。

料金について

料金プランはシンプルに4コース。1回25分のレッスンを
1:5,000円/月:1日1レッスンを毎日受講できる
2:8,000円/月:1日2レッスンを毎日受講できる
3:3,000円/月:1日1レッスンを週末(金〜日)のみ受講できる
4:5,000円/月:1日2レッスンを週末(金〜日)のみ受講できる

注意点は、社会人に合わせて時間は21:00〜24:30まで(週末は朝もある)

この驚異的な低価格の理由は、フィリピンの大学生(&卒業生)の活用。
彼らの空き時間を利用して、インフラとしてSkypeを利用することにより実現されている。

ちなみに、ある講師と雑談中に聞いたところ、彼らにとっては「とても割のいいアルバイト」との話。
約200ドル/月を得ているという話。200レッスンぐらいこなしているのだろうか?

レッスンについて

あとはページ内で講師を予約しておくと、
時間までにSkypeを起動しておけば講師から着信が入る。

話す

おしまい

今までの英会話は、50分〜1時間ぐらいのものが多かったので
「25分じゃ短くないか?」と思っていたけれど、Skypeによる音声通話だと集中力が続かずヘトヘトになる場面も。
(中にはビデオを使用する講師もいるが、フィリピンの回線環境ではまだ少数派)

ということで、1:5,000円で毎日コースで入会してみることに。

懸念点

ただ不安だったのは、下記3点:
1:フィリピン人講師の英語の発音と英語力(私に言われたかないだろうけどw)
2:レッスンスキル(英語がしゃべれるってだけの大学生アルバイトが、他人を教えられるのか?)
3:予約が取れるのか?(毎日受講できるけど、予約がいっぱい、なんてことは?)

→1:発音については、多くの講師が公開している自己紹介の音声を確認すればきれいな発音の人を指名できる。
ただし、昨今特にIT関連だと電話会議の相手の多くはシンガポールやインドなど、ノンネイティブの方が多いのではないか?
という点からあまり気にしすぎない方が良いと思うに至った。
ただ、英語力については明らかに間違った発音を主張する場面やこちらがタイプした単語を知らない場面もあり、疑問は無くもない。
まぁ概ねOKだし、フィリピン人に通じないとインド人には通じない、という観点からはよいのでは。

→2:レッスンスキル:はっきり言って講師によってかなり差があると感じた。これはもうトライアルの2回の間でも。
こちらの要望(私が克服したい弱点はスピーキング)を聞く人もいれば、BBCやCNNの記事リンクを送信してきて音読させて「わからないところある?」的なやり方も多い(ラクだもんね)。
初級者だと標準テキストのようなものもあるらしいので、それを使えばレベルの差は埋まるのかな?
回線が細いのか、音声や接続が安定しない講師もいるし、どこのホームパーティにいるんだ!というぐらい騒がしい場所から接続してくる講師も。もちろん二度と予約しない→不人気講師の誕生へ

→3:予約は取れる。十分な数の講師は確保されている。ただし、人気講師はあっという間に予約が埋まりなかなか取れない。
なぜなら1回予約をすると、レッスンが終わらないかぎり次の予約は取れないシステムのためだ。
人気講師を予約するためには、1日は予約をせずに、2日後の予約をする必要があるかもしれない。

感心した点

レッスンの評価を付けることが自分の参考になる。
いろんな講師と話していると、だんだん
「あれ、この講師って前にレッスンした時よかったっけ?悪かったっけ?」
という場面が出てくる。自分でメモをしてもいいけどそれはめんどくさい。

レアジョブは講師の評価を記録する箇所があるので、そこに評価を5段階で入れておけば
あとで参照することができる。これは便利。もちろん経営側にとってもメリット。

ITに携わるものとして、ユーザーに入力させるためにはシステム提供側だけではなく
ユーザー側にインセンティブが無いとな、と感心。

評価システムをさらに活用するための要望としてこんなことができたらな、と思う。

・評価が4以上の講師の空きスケジュールを検索する
・講師を選ぶ一覧のところでこれまでの平均評価を表示

これで、より講師の評価をちゃんと入れるようになる
→経営側にもさらなるメリット

・評価以外の面では、そもそも希望の時間が空いている講師のみ表示

結局マッチングのときの使い勝手ってーことだよね。逆にここ以外は使い勝手に不満は無し。

結果

とりあえず1ヶ月続いてます。疲れてキャンセルしたりもあったけど30日で22回=約11時間で5,000円は確かに激安(227円/回)
これだけ話すと、失っていたカンはかなり戻ってきた感触。
この後はもうちょっとペース落としてもいいかもしれない。それでも安いし。

昔ひんぱんに英語を使っていたけど、最近使う機会が減った、という自分にとっては
「英語を話せる他人」がいるだけで十分なのだな、とも思った。単語とかは新しいものを教えてもらっても正直身についてない気がする。

知らない人と話してコミュニケーションする。これだけで十分なトレーニング。特に最初は毎日毎日自己紹介w
痛感したのは、「自分がスピーキングが苦手なのは、英語のスキルが無いためではなく、話したいことが無いせいなんだな」ということでもあるw

最後に、このレアジョブの社長(ブーズ・アレン・ハミルトン出身)の、起業にいたるまでの貴重な体験談のプレゼンはこちら。
http://www.hotdocs.jp/file/128846